勝沼のワイナリー周辺は果物王国です。
真っ先に咲き出している桃の花は今が真っ盛りです。近寄って見ると結構大ぶりで、どっしりした花びらです。細い枝にびっしりと咲いています。
咲き始めは薄ピンクで、受粉すると色合いが濃くなるそうです。美味しい桃を作るためにはこのあとの手入れが大変です。まず最初に枝から上向きに咲いている花を摘み取ります。
その後しばし様子を見ながら、最終的には小枝に1個かせいぜい2個まで間引いて行くのだそうです。そして立派で甘い実がなるのです。我が家じゃもったいなくて着いた実は全部食べたくなっちゃいます。
桃の隣のブドウ畑はまだ冬枯れのまま、太い幹だけが寒々しく並んでました。しかしワイナリーの社長は特別にハウス栽培のブドウを見せてくれました。ブドウ畑がすっぽり入る大きさのビニールハウスです。
3枚のビニールで厳重に保護された入口を入ると、中は別世界です。青々とした葉が生い茂り、良く見るとブドウの花が咲いてます。まあブドウの花は見ても感動はありませんが、今の時期によくもまあと言う驚きがあります。
これは高級なピオーネの花だそうです。房状に咲いた花は全てが実を付ける訳ではなく、桃と同様間引きされます。ブドウの場合は房全体の1/10くらいの花は撤去処分され、40粒分の花が残されるそうです。何故40粒か定かではありませんが、今年の秋ピオーネや巨峰を食べるときに数を数えて、見て下さい。ぴったり40粒なら、それはプロの仕業です。